口腔外科とは、一般の歯科より治療できる範囲や項目が広い診療科目だと思ってください。
歯や歯ぐきだけでなく、顎や舌、唇なども診ることができ、症状としては腫れ、痛み、ただれやできもの、またケガなどがあてはまります。
疾患によっては外来での治療にとどまらず、大学病院との連携を行い治療をしております。
親知らずとは、前歯の中央から8本目にある歯のことです。
現代人は顎が小さく充分に生えるスペースがないため、おかしな向きで生えてきたり、歯ぐきに埋まったままだったりします。
親知らずの多くは生え方が曲がっており、食べかすが詰まりやすい上にブラッシングがしにくいため、虫歯になりやすくなっています。
そして、正しく生えている手前の歯まで虫歯にしてしまったり、周囲の歯ぐきに炎症を起こしたりしてしまうのです。
さらに、その痛みが辛いのはもちろん、正常な歯を前へと押し出し、歯並びや噛み合わせも悪くしてしまいます。
正常に生えている場合は問題ありませんが、上記のような異常がある場合は、抜歯したほうがよいといえるでしょう。